アメリカでの産婦人科初回受診
私は2023年に渡米し、アメリカで初めて妊娠しました。初回受診の予約の方法、電話で聞かれたことを紹介します。
１．病院の選定
アメリカでは、保険会社によって提携している病院が異なります。まず、自分の入っている保険が受診予定の病院と提携しているか確認しましょう。
私は、家の近くに大きな大学病院があり、夫の知り合いの日本人家族の方がそちらで出産されていたので、その病院にまず電話をかけて予約を取ることにしました。
２．電話予約
私たちは最初の大きな病院では受け入れてもらえず、2つ目の提携病院で受け入れてもらえました。今回はその流れを体験談として記録しています。
大学病院との電話 1回目
私は英語が流暢ではないので、スピーカーフォンにして、夫に隣にいてもらいながら電話をかけました。事前に下調べをして、聞かれそうなことを日本語と英語でメモをして臨みました（ドキドキ）。
予約用の電話番号に電話をかけると、①名前 ②生年月日 ③電話番号 ④住所 ⑤最終月経日 ⑥保険会社 などを聞かれました。話し始めてすぐに、私の英語力を察したのか（笑）電話口の方が「Do you need a interpriter ? (通訳が必要ですか？）」と聞いてくださり、電話通訳を介して電話をかけ直してくれました。そして、48時間以内に助産師が詳しい問診のために電話をかけること、その内容によって私たちの病院で受け入れられるか判断することを伝えられました。
大学病院との電話 2回目
初回の電話から2日後、電話通訳を介して助産師さんから電話があり、詳しい問診を受けました。1回目の電話の内容①〜⑥の内容に加えて、⑦既往歴（心臓病や高血圧など） ⑧うつ病の既往があるか ⑨手術歴 ⑩初めての妊娠か ⑪子宮頸がんの検査を受けたことがあるか などを聞かれました。
30分ほど問診を受けた後、私はハイリスクではなく対象患者ではないと判断されました。出産をこの病院で希望する場合は、提携しているクリニックを紹介するとのことだったので、電話番号を教えてもらい、その日は終了しました。
通院するクリニックへの電話
こちらへの予約電話は、夫にかけてもらいました。小さなクリニックのため、電話通訳をすぐに用意してくれるのか不安だったためです。前回の大学病院への電話同様、スピーカーフォンにして私は隣に待機、聞かれそうなことを日本語と英語でメモした状態で臨みました。
「My wife is pregnant. (私の妻は妊娠しています。） I would like to take an appointment .（受診の予約が取りたいです）」
最初のセリフはこんな感じで伝わりました。また①〜⑥の基本情報を聴取されました。
初回受診日の決定
アメリカでは日本のように妊娠がわかってすぐには見てくれません。私が電話が妊娠に気づいたときは5週目あたりで、少しつわりの症状も出始めている頃でした。しかし、電話口で提案された初回受診日は妊娠8週目、しかも電話受診とのこと！「最初にドクターに会える日はいつになるか？」とも質問しましたが、「8週目の電話受診の時に次の予約を取ります」とのことで、その日は終了しました。
後から調べたところ、妊娠初期は自然と流産してしまう可能性も高く、ドクターが見たところで赤ちゃんは救えないということが言い分だそう（確かにな・・・）。子宮外妊娠なども不安になりつつも、郷には郷に従え、と初回の電話受診まで待つことにしました。
アメリカの受診日管理
電話受診の日程が決まると、対応している方がその場で私の携帯電話へテキストメッセージを送ってくれ、予約日を知らせるメールが届いているかの確認をしてくれました。なんて便利！メモを取りながら電話を聞く必要もありませんでした。
３．聞かれる・使える単語集
電話予約のために、あらかじめ用意しておくと便利な単語や情報をご紹介します。
【一般情報】
Date of birth / 生年月日
First name / 下の名前
Last name / 苗字
Phone number / 電話番号 （本人確認のために下４桁を聞かれることも多い）
Address / 住所
insurance card / 保険証
【身体の状態や検査を表す言葉】
pregnant / 妊娠している，妊娠中
period / 月経，生理
Date of last period / 最終月経開始日
Pap smear / 子宮頸がん検査
ovarian cyst / 卵巣のう腫
uterine fibroids / 子宮筋腫
allergic to ~ / 〜アレルギー
morning sickness / つわり
nausea / 吐き気
vomit / 嘔吐する
そのほか、自分の既往歴の単語の聞き取りと発音、聞きたいことのフレーズを丸ごと準備しておくといいです。
４．まとめ
今回は、産婦人科受診の予約の取り方について書きました。電話の予約はとてもドキドキしますが、難しいと思ったらすぐに通訳をお願いすることも一つの手です。自分の聞きたいことや気になることがあったまま、モヤモヤすることがないよう事前の準備が大事だと思います。
皆さんが素敵なマタニティライフを過ごせるよう願っています。
